マネーフォワードクラウド会計の自動仕訳の流れ
クラウド会計を使って自動仕訳。
イメージ的に楽だというは感じでもらえるのではないかと思いますが、
自動というのはどういった部分なのか?
また、どの手続きが楽になるのか?
そこが分からないという事をよく聞きますので、
取り込みから実際に仕訳が完成するまでの流れを説明していきます。
その前に、
自動仕訳って言ってるけど、そもそも仕訳って何?
今でこそ、仕訳っていう言葉を普通に使いますが、
私自身、最初は何の事か分かりませんでした。
そもそも仕訳はどういった時に、何のためにするのか?
前提として、ここを理解しておく必要があります。
仕訳ってどういうときにするの?
事業(商売)をしている場合、
お金が動く取引全てに仕訳が必要となります。
(法人の場合と個人事業者で複式簿記をしている場合に必要です)
お金が動かない取引もありますが、
95%以上はお金が動く取引です。
お金が動く取引は、大きく分けて2つのパターンがあります。
・お金が入ってくるか?
・お金が出ていくか?
です。
その際にそれぞれの取引について、仕訳という名の記録を付けていく
事になります。
仕訳ってどういったもの?
仕訳に必要なものですが、最低限以下の情報が必要です。
➀ 月日・・・いつの取引かという事です。何月何日の取引か分かるように記載します。
② 摘要・・・相手先目と取引内容を簡潔に記載します。
③ 金額・・・取引した金額を記載します。
④ 勘定科目・・・取引を科目を使って記載します。
(具体例)
11月30日に、NTTの電話料金である15,800円が引き落とされた。
↓↓これを仕訳にするとこうなります。
(月日) (摘要) (勘定科目)(金額)(勘定科目)
11/30 NTT電話代 通信費 15,800 普通預金
勘定科目のところは慣れないと分かりにくかもしれませんが、
他の部分は大丈夫なはずです。
通常ですと、月日を入力して、摘要を入れて、金額を入れて、
科目を入れるという事で、1つの仕訳をするのにも手間がかかります。
この仕訳をクラウド会計の自動取り込みを使う事で
ほとんどの部分を自動で作ることができます。
マネーフォワードクラウド会計の自動取り込みの流れ
実際にインターネットバンキングと連動させて自動取り込みをすると、
まず、取り込んだという通知があがってきます。
今回だと、『仕訳されていない入出金が169件あります。』
となっているので、ここをクリックします。
すると、
こういった形で仕訳の大部分が取り込まれてきます。
月日・金額・摘要・勘定科目の片側(普通預金)が取り込まれています。
後は、勘定科目を選び、摘要がわかりにくいときは補足し、
登録のボタンを押すと仕訳が完成です。
今回ですと、仕入れ(買掛金)の支払になるので、勘定科目を買掛金にし、
登録を押すだけで仕訳が完成します。
勘定科目を推定し学習してくれる。
インターネットバンキングから取り込んだ際に
そのデータを元に勘定科目を推定し、提案してくれます。
例えば、
電話代とあれば、通信費ではないですか?
という感じで通信費が勘定科目に入ってきます。
この例では、手数料という摘要から雑費・現金引き出しの摘要から現金
を推定してきています。
更に、取り込みデータと勘定科目の紐付けを
自分で設定もできるので、処理を進めていくほどに楽になっていき、
最終的には確認するだけでほとんどの仕訳が完成していきます。
クレジットカードも取り込める。
クレジットカードや電子マネーも設定し取り込むことができます。
現金で支払うようなものもカードを使う事で取引の大部分を
取り込む事が可能です。
クラウド会計の自動取り込みにより経理作業が激減
この自動取り込み、今まで手入力の部分を自動で取り込むメリットは
経理作業が早くなるという事と、
入力を間違えないという事です。
この事による入力作業の削減効果は、
1/5になるともいわれています。
実際そこまで楽になるかは、
業種や取引状態にもよりますが、
少なくとも、1/2~1/3程度にはなってきます。
特に、銀行データを大量に手入力している場合は、
このクラウド会計の自動取り込みを使ってもらう
事で劇的な楽さを体感できます。
クラウド会計の自動取り込みのまとめ
クラウド会計の特徴の一つである、自動取り込みを見てもらいましたが、
ここだけを見てもクラウド会計の楽さがわかるかと思います。
時間の短縮につながるので、その分を他の業務に充てる事もできますし、
預金取引が多いところは、この取り込みを使う事で、事務で必要だった
人件費を削減できます。
また、預金データを取り込むことでミスを減らす事にもなってくるので、
ほとんどの会社で経理作業を大幅に減らす事が可能です。
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