税理士が比較!freee(フリー)VS マネーフォワードクラウド会計
この1~2年でどんどん利用者が増えているクラウド会計ですが、
利用者はさらに増えていっています。
freee(フリー)は平成25年にリリースされてから約2年で20万人の
ユーザーが増えましたし、
(平成28年3月時点で60万事業所を突破、平成30年3月には100万事業所を突破したようです)
マネーフォワードクラウド会計は、平成29年10月時点でユーザー数が50万人を突破し、現状ではユーザー数の純増がNO1と言われています。
クラウド会計導入特別プラン
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サービス案内
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Square(スクエア)のPosレジを利用し、クレジットカード決済を簡単に行うには?
アメリカでは当たり前に使われている。
クラウド会計は、アメリカでは既に60%以上の利用率とのことで、日本でもこの先2~3年の内にかなりの数の人が、クラウド会計を利用し始めるはずです。
実際にクラウド会計の便利さを実感して、かなりの割合で普及すると感じています。
そこで、クラウド会計の中でもよく使われている
freee(フリー)とマネーフォワードクラウド会計、
どっちがいいのか?
どっちが使いやすいのか?
を比較していきます。
会計ソフト全体での選び方をまず見たい人はこちらを見て下さい。
⇒ 会計ソフトの選び方を税理士が徹底比較
シェアや知名度は?
現状、シェアや知名度が高いのは、freee(フリー)の方です。
freee(フリー)は元グーグル社員が作ったサービスという事と、サービス開始時期が平成25年3月と早かった(MFクラウド会計は平成26年2月から)事もあり、クラウド会計ソフトの中ではシェアで現状NO1となっています。
一方、MFクラウド会計も急速に利用者を増やしていて、1年間で約12万人の利用者数を突破したということです。
(平成29年10月の時点でユーザー数50万人突破)
こちらの主要メンバーは金融機関出身者で構成されています。
ちなみに、平成29年9月にはマザーズに上場しました。勢いがあります。
料金面では?
それでは料金面ではどうなっているのでしょうか?
若干マネーフォワードクラウド会計の方が安いですね。
freee(フリー)
個人事業主(消費税別)
〇スターター 月980円
〇スタンダード ― (年額19,800円)
〇プレミアム ー (年額39,800円)
法人(消費税別)
〇ミニマム 月2,380円(年額23,760円)
〇ベーシック 月4,780円(年額47,760円)
(電子証明書連携や仕訳の入力制限・部門処理などが利用できる)
30日間、無料で利用できます。
お試し期間中に有料プランを契約した場合、お試し期間(最大30日間)の残日数は消滅し、
その日をもって有料プランの加入となります。
会計ソフトfreee
39,800円(税別)
30日間、無料で利用でき
マネーフォワードクラウド会計
個人事業主(消費税別)
〇パーソナルライト 月額1,280円(年額 11,760円)
〇パーソナル 月額2,480円(年額 23,760円)
⇒クラウド請求書を利用し、枚数も多い場合
〇パーソナルプラス ― (年額35,760円)
⇒パーソナルに電話サポートがつきます
【マネーフォワードクラウド確定申告⇒個人事業者のプラン】
法人(消費税別)
〇スモールビジネス 月3,980円(年額35,760円)
〇ビジネス 月5,980円(年額59,760円)
(クラウド会計とクラウド請求書も全ての機能を利用可能)
【マネーフォワードクラウド会計⇒法人のプラン】
50仕訳まで無料で利用可能、フリープランから有料プランに変更した場合、
30日間無料
料金については、マネーフォワードが令和元年5月から改訂があり、
会計のみではなく、給与・請求書・経費・マイナンバーがセットになった
料金となり、高くなりました。
(令和元年5月現在)
あとは機能面や操作性がどうか?
といったところが判断の基準となってきます。
クラウド会計導入特別プラン
● サービス内容や料金
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● クラウド会計に連動しているクレジットカード決済
Square(スクエア)のPosレジを利用し、クレジットカード決済を簡単に行うには?
操作面での使いやすさは?
インターネットからの自動取り込みや、macやスマホに対応しているなど端末を問わないといった事、3人まで無料でデータを共有できる(マネーワードクラウド会計は4人目以上の追加も無料となりました)といった事など、大きな面での違いはありません。
ぱっと見のホームの画面などは結構似ています。
ただ、操作面は結構違います。
預金の取り込み処理については、似た形ですが、それ以外の現金取引などの手入力の部分は違います。
私の感覚としてですが・・・
freee(フリー)を使ってみて
freee(フリー)は簿記の知識を使わずに感覚で処理していく感じです。
元々の設計が簿記の知識がなくても使えるようにという事なので、仕訳をしていくというよりは項目を選んであてはめていく方法に近いです。
会計ソフト・簿記とは違ったfreee(フリー)独特のシステムといった印象です。
経理などをやった事のない全くの初心者にとっては、操作が分かりやすい面もあるといった声も聞きます。
ただ、会計ソフト経験者にとっては、逆に迷う部分が多いです。
他のところにはないいい部分として、品目やタグの追加(補助科目)が同じ画面ですぐに出来るので楽です。
細かい管理をどんどんしたい場合にはかなり便利です。
会計ソフトfreee
マネーフォワードクラウド会計を使ってみて
逆にマネーフォワードクラウド会計はシンプルな作りで、元々の考え(コンセプト)も『法人会計をラクにする』という事で、会計ソフトがかなり楽になったというイメージです。
赤の部分ですが、入力画面がシンプルなのが分かると思います。
経理や簿記の知識がある人には使いやすいです。
今までの会計ソフトをクラウド化したようなイメージです。
サポート関係について
操作方法に困ったときなどのためのサポート体制ですが、
基本的には
1.メールサポート
2.チャットサポート
3.Q&A(よくある質問)
この3つは両方ともにあります。
ただ、電話サポートがあるのはマネーフォワードクラウド会計ですので、ユーザーのサポート面ではマネーフォワードクラウド会計が一歩リードしています。
(freeeも法人のビジネスプランは対応するようになりました)
あと、チャットサポートは使いにくいと思っていましたが、マネーフォワードクラウド会計ではかなり返答も速く適格な答えが返ってくる事が多いので、便利に使えています。
このチャットサポートも両方利用しましたが、
時間帯などによっても返答の速さなどは多少変わってきます。
チャットの場合、電話の様に前提の説明などもいらないので、簡単な質問であればチャットが便利な場合も多いです。
一度使ってもらえればチャットの便利さが分かると思います。
とりあえず質問を入れておいて、他の作業を進めて返信が来たら見ればいいので、時間を有効活用できます。
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● 起業から法人化までの全てをまとめた記事です
個人事業主として起業し、法人化(法人成り)で会社設立するまでの全まとめ
結局どっちがいいの?
フリーランスで簿記や経理の知識がない人・・・freee(フリー)又は マネーフォワードクラウド会計
法人・簿記や経理の知識が少しある人・・・マネーフォワードラウド会計
※下部に追記あり
後々の事を考えるならマネーフォワードクラウド会計がいいと考えています。
あと、paypalもマネーフォワードクラウド会計だけが対応しているので、paypalを使っている場合は注意が必要です。
(freeeも対応したようです)
私はマネーフォワードクラウド会計を使った後にfreee(フリー)を使用しているのですが、
操作はわかりづらく感じました。
【マネーフォワードクラウド確定申告⇒個人事業者のプラン】
【マネーフォワードクラウド会計⇒法人のプラン】
逆に、簿記や経理の知識がない人は
freee(フリー)の方が取りくみやすい面もあります。
ただ、感覚での操作なので知識がつきにくいという事と、独特の処理方法なので、他のソフトやクラウド会計を使う際には戸惑う面があります。
今回は2つのクラウド会計を比べましたが、今後このクラウド会計はまだまだ利用する人が増えていくはずです。
その際に、どのクラウド会計を利用するかの参考にしていただければと思います。
※平成28年4月3日追記
今日現在、freee(フリー)も使いやすくなってきました。
感覚での操作だけでなく、簿記の知識がある人にも対応が進めてきています。
とはいえ、マネーフォワードクラウド会計と比べると操作性がまだまだ慣れにくい部分が多いのは確かです。
現状、freee(フリー)と真似フォワードクラウド会計では、
利用できる機能としては大きな違いはなく、同じ様な事はできるようになっています。
両者が近づいてきているような印象です。
【マネーフォワードクラウド確定申告⇒個人事業者のプラン】
【マネーフォワードワードクラウド会計⇒法人のプラン】
ただ、マネーフォワードクラウド会計はシンプルな作りで慣れは早いという事と、簿記の知識がある人や勉強したい人には特におすすめです。
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特に法人設立1年目の人におすすめのプランです。
『クラウド会計導入特別プラン』
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