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たった2つの数字で自己資本比率を計算!目安は?

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2つの数字で自己資本比率を計算!目安は?
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自己資本自己資本比率という言葉、
なかなかわかりにくいと思いますが、
ニュースなどで1回くらいは聞いた事があるかもしれません。

 

 

この自己資本というのは、会社の状態を
見るのに重要な部分です。

動画でも解説しています。

 

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自己資本は会社の決算書で初めに見る部分。

 

見たことのない会社の決算書を見る場合、
初めにどこを見るかというのは人それぞれだと思いますが、
私は、

 

まず、
自己資本がいくらか?
というところは見ます。
これを見る事で会社の規模感がわかりますし、
その会社の状態について大まかなところを読み取れます。

 

そして、
その自己資本の割合を表したのが
自己資本比率です。

 

この部分は、
銀行も必ず見ているポイントとなりますので、
自社の自己資本比率がどれくらいか?
知っておくべきです。

 

この自己資本比率、
名前を聞くと難しそうに聞こえるのですが、
実は、たった2つの数字を使うだけで計算することができます。

 

たった2つの数字を使う事で自己資本比率を計算できる。

 

会社を経営している人は直近の決算書の中の貸借対照表を開いてください。
利用する2つの数字ですが、

 

貸借対照表の
右下の純資産の部合計(昔でいう資本の部合計)の数字と、
さらにその下の負債及び純資産合計の数字
です。

 

この2つを使って、
純資産合計÷負債及び純資産合計×100で自己資本比率が出ます。

 

 

貸借対照表

貸借対照表の純資産の部

 

例えば純資産の部合計が1,300万円(①の合計)
負債及び純資産合計が4,000万円(②)
の会社の場合、

 

自己資本比率は、
1,300万円÷4,000万円×100で、
32.5%となります。

 

自己資本比率の意味

 

自己資本比率とは、その名のとおり自己資本が占める割合です。

 

自己資本とは、
株主が出資している金額+過去の利益の蓄積部分となり、
借入金と違い、返済不要部分の金額です。

 

企業はお金を使って会社を運営していくわけですが、
その内の何%を元々の出資金額と過去の利益の蓄積部分が占めているか?
という指標です。

この自己資本に入らないものとして、わかりやすいものとしては借入金です。
これは外部からお金を借りるわけなので、自己資本ではありません。
株主が出資している金額や過去の利益の蓄積ではないからです。

 

自己資本比率の目安、いくらあるといいの?

 

では、
この自己資本比率がどれくらいあると安全なのか?

 

これについては、
この自己資本比率だけで測れるものではなく、
企業の規模、業種によっても違うのですが、

 

一般的には、

50% 優秀
30% 健全な経営
10%以下 注意が必要
マイナス 欠損状態で危険

 

となっています。
参考に自分の会社で当てはめてみてください。
まずは30%が目標です。

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最後にまとめ、資本関係は本当に分かりにくい

 

色々資本関係の事を書きましたが、
この部分、本当に分かりにくと思います。
自分で書いてて、分からないんじゃないかと思うので。

 

私は税理士試験のときに、初めてこの部分を
勉強しましたが、ほとんど意味は分かりませんでした。

 

ただ、重要な部分には違いないので、
自己資本比率がどれくらいか?
を把握しておくのは重要です。

 

 

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会社設立を終えた後に関与させて頂いた場合に、

『なぜ株主はこのようにしたのだろう?』
『役員の決め方や、決算期はこの月の方が良かったのに』…

など、事前にアドバイスをすることにより、より良い状態や節税
となっていたのにという事が多々ありました。

事業を本格的に始める会社を作る段階でその土台部分をしっかりと
築いていくことが重要です。

大阪会社設立相談センターでは、事業を始めた後の事を想定し、
長期的な視点で会社を軌道に乗せるお手伝いをしています。

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